オランダ最大規模の風車群!世界遺産「キンデルダイクの風車群」を歩く
オランダ・ロッテルダムより南東約13kmの運河沿い、19基もの風車が並ぶ景色を見ることができる「キンデルダイクの風車群」。
現在では、貴重な風車が美しく保存されている地域として「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」という名前で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
今回は、実際にこの「キンデルダイクの風車群」に訪れてみたので、風車が並ぶ絶景の写真とともに「キンデルダイクの風車群」の散策の様子や、アクセス方法などをご紹介していきます。
オランダの世界遺産「キンデルダイクの風車群」とは?
オランダの世界遺産「キンデルダイクの風車群」とは、風車大国のオランダでもめずらしく19基もの風車が現存している、同国最大規模の風車群となっています。
オランダはその国土の約4分の1が海面よりも低い土地になっており、昔から排水問題はオランダ人にとって死活問題でした。
キンデルダイクが位置するアルブラッサーヴァード地方でも、13世紀頃から排水問題に悩まされており、排水問題の解決策としてこのような大規模な風車群が建設されました。
時代の流れとともに風力から電力へと移り、現在のオランダの排水は電気式の排水設備が駆動している状況ですが、キンデルダイクは過去のオランダ人が考え出した叡智を見ることができる場所になっています。
名称:Kinderdijk
住所:Molenkade Nederwaard 1, 2961 AS Kinderdijk, Netherland
HP:https://www.kinderdijk.nl/
「キンデルダイクの風車群」へのアクセス方法
「キンデルダイクの風車群」へのアクセス方法はいくつかありますが、今回は近隣のロッテルダムからのアクセス方法をご紹介します。
*ロッテルダムからのアクセス方法①
「Rotterdam Central Station」から電車で「Rotterdam Lombardijen」下車。
電車の時刻表はこちら
「Rotterdam Lombardijen」からバスで「Kinderdijk, Molenkade」下車。
バスの時刻表はこちら
*ロッテルダムからのアクセス方法②
毎年5月1日〜9月30日まで期間限定で水上バスが運行。
「Rotterdam Erasmusbrug」から乗車し、そのまま「Kinderdijk」へ。
詳しくはこちら
世界遺産「キンデルダイクの風車群」を歩く
「キンデルダイクの風車群」まで訪れたのなら、思う存分風車のある景色を楽しみましょう。
どこ切り取っても美しい風景が撮れてしまうのが「キンデルダイクの風車群」。気がつけば300枚以上のシャッターを切っていました。
敷地内はかなり広いので、一番奥の風車まで見ようと思うと1時間以上はかかりそうです。
僕は時間があったのでゆっくりと歩きながら見て回りましたが、レンタル自転車もあるので、時間がない方は効率的に見学することもできます。
オランダというと風車というイメージがありますが、まさにそのイメージ通りの風景を、キンデルダイクでは見ることができます。
敷地内には、羊も放し飼いにされていました。風車を見ながら、のどかな時間を過ごすことができるおすすめスポットですよ。
博物館となっている風車の内部を見学!
こちらの風車は博物館として一般公開されており、内部を見学できるようになっていました。
1950年代までこの風車内で生活していた人の家具などがそのままにされており、風車での生活風景を見学できるようになっています。
風車の中という限られたスペースを有効活用して、当時の住人は暮らしていたということが伝わってきます。それでもキッチン、ベッドルーム、リビングなどの設備はしっかりと備わっています。
ただ風車ということもあってか、内部でもむき出しの歯車が常に回り続けていました。
オランダの有名な木靴も展示されていました。
おわりに
今回はオランダの世界遺産「キンデルダイクの風車群」をご紹介しました。
オランダでもこれだけの数の風車を一度に見れる場所は、このキンデルダイク以外にはないのかもしれません。
十分堪能した後、帰り道にこのようなかわいい風車も見つけました。
オランダに来た際は、ぜひ風車が立ち並ぶキンデルダイクの絶景まで訪れてみてください。