ヨーロッパ大学院留学をおすすめする6つの理由【メリット解説】
大学院留学といえば、一般的にアメリカやオーストラリアへの留学を想像される方が多いのではないでしょうか。
しかし、特にアメリカへの留学は学費の面において非常に高額であり、かなりの額の留学資金が必要となります。実際、多くのアメリカ人学生も借金をして大学に通っているというのは有名な話です。
では、ヨーロッパはどうでしょうか?
ヨーロッパには学費が無料、もしくは年間に数万円だけという大学も多く、比較的安く留学することができるというメリットがあります。また学費の安さという以外にも、ヨーロッパへの留学には多くの魅力があると僕は考えています。
そこで今回は、実際にヨーロッパの大学院に留学していた僕が考える「ヨーロッパ大学院留学をおすすめする6つの理由」をご紹介していきます!
ヨーロッパ大学院留学をおすすめする6つの理由【メリット解説】
僕が考える「ヨーロッパ大学院留学をおすすめする理由」は結論から言うと、次の6つになります。
- 学費の安さ
- 留学する国によっては日本より生活費が安い
- 英語で留学できる
- ヨーロッパ各国へのアクセスの良さ
- 交換留学制度(エラスムス)
- 異文化交流(積極的な人には特におすすめ)
では、順番に見ていきます。
1. 学費の安さ
まずはじめにご紹介するのが「学費の安さ」です。
正直ここがヨーロッパ大学院留学の1番のメリットと言ってもいいかもしれません。
ヨーロッパには学費が非常に安い、もしくは無料の大学が本当に数多くあります。
確かに、EU圏内の国籍の学生に対してのみ学費が安くなる・もしくは無料という大学もあるにはあるのですが、僕たちのような外国から来る留学生に対しても、学費が無料の大学は数多くあります。
詳しくは【完全版】大学留学費用(学費・生活費)が安いヨーロッパの国15選にて、費用(学費・生活費)が安く留学できるヨーロッパの国を15か国にまとめているので、気になる方はこちらもどうぞ!
2. 留学する国によっては日本より生活費が安い
全ての国・地域に言えることではないですが、留学する国によっては日本より生活費が安くなります。
一般的に東欧へ行くほど物価が安くなる傾向があり、中欧のチェコやポーランド、東欧のハンガリー、またバルト三国あたりは日本よりも物価が安いことで有名です。
もちろん、日本より物価が高い国に留学したとしても、大学の学生寮など入寮すれば家賃が非常に安く設定されていることが多いので、生活費を節約することができます。
さらに毎日の食事も基本的に外食は控えて、スーパーなどで食材を買い自炊することで、日本の生活費より費用を抑えることは十分に可能だと思います。
僕はバルト三国のラトビアの大学院に留学していたのですが、①学生寮を利用していたこと、②基本的に自炊していたことから、毎月の生活費としては5万円くらいしか使っていなかったです。
3. 英語で留学できる
あまり知られていないのですが、ヨーロッパの大学院は「英語で留学」することができます。
もちろん一部例外はあるかもしれませんが、ヨーロッパの大学院の授業は基本的に「英語」にて行われていることがほとんどだと思って大丈夫です。
(学部の授業は基本的にその国の言語で行われていることが一般的です)
そのためフランスへの留学であっても、ドイツへの留学であっても、基本的に「英語」さえできれば大学院留学はできてしまいます。
もちろん、英語だけじゃなくその国の主要言語を学びたい方にとっても、ヨーロッパは魅了的な留学先になると思います。
ヨーロッパ大陸には50もの国が存在しており、EU加盟国だけを見ても28カ国にのぼります(2019年9月現在)。そこには数多くの言語が混在しており、主要言語だけでも54言語、地方言語も含めれば100言語を超えているのかもしれません。
もちろんそのような多言語が混在している地域であるからこそ、英語以外の言語も勉強したいという方にも自信を持って、ヨーロッパへの留学をおすすめできます。
4. ヨーロッパ各国へのアクセスの良さ
日本のような島国だと海外に行くには、基本的に飛行機に乗らないと行くことができないですよね。
しかし、週末ふらっと他県に遊びに行く気分で海外旅行ができると聞いたらどうでしょうか?
みなさんご存知の通りヨーロッパは陸続きです。そのため、国外まで走るバス網が整備されており、何ならバス1本で隣国に日帰り旅行に行けてしまいます。
バスでは行けない距離の国であっても、ヨーロッパ内なら飛行機で2〜3時間。旅行好きの方なら、この上ない環境ですよね。
5. 交換留学制度(エラスムス)
ヨーロッパの大学には、エラスムスという交換留学制度が普及しています。
エラスムスとはERASMUS:The European Community Action Scheme for the Mobility of University Studentsの略で、大学間で協定を結び、EU圏内の学生の移動・交流を活発化させるものになります。
「EU圏内の学生の交流制度なのに、日本人の学生でも利用できるの?」と疑問に思うかもしれませんが、結論から言うと可能です。しかし、EU圏内の大学・大学院に正規留学している必要があるので、そこは注意が必要です。
このエラスムス制度が優れているのは、どこの国に交換留学するかによって金額が異なりますが、基本的に全員が返還不要の給付型奨学金を受け取ることができることです。
なおかつ交換留学先の大学には学費を納める必要もありません。つまり、お金をもらいながら留学できるということになります。
交換留学する国・大学によっても異なりますが、そこまで選考基準が厳しい訳ではないので、ヨーロッパに留学される方は検討してみてもいいでしょう!
6. 文化交流(積極的な人には特におすすめ)
ヨーロッパの大学に在籍している学生は本当に国籍が多様です。特に留学生用の寮は国際色豊かで、世界各国から来た学生と一緒に暮らすことになります。
彼らからその国の文化や言葉なども学ぶことができ、ときには伝統料理を作ってもらうこともあります。
また、大学側も学生間の交流を積極的に促していて、大学が主催する文化交流会なども開催されたりしています。
人との関わりが好きな方、文化交流が好きな方、世界中に友達を作りたい方には、ヨーロッパ留学はとてもおすすめできます。
【結論】ヨーロッパ大学院留学はかなりおすすめ!
今回は、ヨーロッパの大学院に留学していた僕が考える「ヨーロッパ大学院留学をおすすめする6つの理由」をご紹介しました。
大学院留学といえばアメリカやオーストラリアへの留学がメジャーではあると思いますが、ヨーロッパへの留学も大きな魅力があると思いませんか?
もしこの記事が参考になったなら、ぜひヨーロッパへの留学も検討してみてください!