カンボジアの秘境!ラピュタの舞台と噂のベンメリア遺跡に行ってみた
カンボジア観光といえばアンコールワットが非常に有名ですが、別名「東のアンコール」と呼ばれるもう一つの巨大遺跡があることをご存知ですか?
この遺跡は、ジブリ映画の中でも根強い人気を誇る「天空の城ラピュタ」の舞台の1つとなったのではないか?とも噂されており、その真偽は不明ですが、ファンの間では「雰囲気が似ている!」と広まりを見せつつあります。
今回は、その噂されるカンボジアの「ベンメリア遺跡」についてご紹介します。
天空の城ラピュタの舞台と噂される「ベンメリア遺跡」
ベンメリア遺跡は、カンボジア国旗にも描かれているアンコールワットから、東に約40kmの森の中に佇んでいます。
全貌が解明されれば、アンコールワットをも凌ぐ規模を持つとされており、別名「東のアンコール」とも呼ばれています。しかし、現在修復もされず森の中に放置されており、それが逆に神秘的な雰囲気を醸し出しています。
クメール語でベンメリア=蓮池を意味しているらしく、崩れ落ちた建物をよく観察すると、花のレリーフが刻まれています。
一部ではジブリ映画のラピュタに似ていると噂されており、ジブリファンにとって注目の観光スポットになっています。
名称:ប្រាសាទបឹងមាលា(Beng Mealea)
住所:F6GH+6G ភូមិបឹងមាលា, Cambodia
営業時間:7:00〜17:30
入場料:5ドル
「ベンメリア遺跡」へのアクセス方法
ベンメリアに訪れる場合、ほとんどのカンボジア観光客が拠点とするシェムリアップからのアクセスが便利です。
ベンメリアに行く方法としては、シェムリアップからトゥクトゥクもしくはタクシーを現地でチャーターする必要があります。
トゥクトゥクの場合、相場としてはだいたい25〜35ドルくらいだと思いますが、ここはドライバーとの交渉になります。タクシーの場合は快適ですが、もっと割高になります。
シェムリアップからベンメリアまでは、約1時間30分〜2時間で到着します。
ベンメリアまでの風景
シェムリアップからベンメリアへ出発してしばらくすると、カンボジアの田園風景が現れます。
どこまでも広がる緑が美しいですが、同時にカンボジアがまだまだ発展途上の国であるということも実感させられます。
道中に村があり、少女が手を振ってくれました。
確かにカンボジアがアジアの最貧国であることは事実です。しかし、道中すれ違う大人や子供達を見ていると「豊かさ=幸せ」ではない、と思えるほど活き活きした笑顔を持っていたことが印象に残っています。
ほとんど廃墟と化しているベンメリア
シェムリアップから、トゥクトゥクで片道約2時間。入場料5ドルを支払ってから、いよいよベンメリア遺跡に入場します。
ベンメリアに到着してまず目につくのが、参道にあるナーガの像です。写真では分かりづらいですが、5本の首を持つインドの蛇神が旅人を出迎えてくれます。
正面に見えるのが、ベンメリア遺跡の正門です。近づいてみると、ほとんど崩壊しているのが分かります。
遺跡のほとんどが崩壊したまま放置されており、雨にさらされ、苔むしています。しかし、逆にそれが神秘的な雰囲気を醸し出しています。
まさに「秘境」と言ってよいでしょう。
ベンメリアに言葉はいらない
ベンメリア遺跡に来ると分かりますが、ここでは言葉は必要ありません。
ただその神秘的な雰囲気を味わって欲しいと思います。ここからは少し写真が多くなりますが、ご容赦ください。
まるでラピュタで登場した「ロボットの兵隊」のようなレリーフがありました。
「扉」のようなレリーフです。どこかに繋がっているのでしょうか?
ベンメリア遺跡の中を散策し始めてから、気づけば約3時間。切ったシャッターの枚数も300枚を超えていました。
まさに時間を忘れてしまうほどの場所でした。
おわりに
今回は、「天空の城ラピュタ」の舞台と噂されるカンボジアのベンメリア遺跡についてご紹介しました。
あくまで噂であり、その真偽は不明ですが、まさにラピュタのような景色が見れることは確かです。
遺跡の神秘的な雰囲気や、そのロケーションからまさに「秘境」と呼んでよい場所であり、訪れて後悔する場所ではないと筆者は思います。
ただ見ての通り、ベンメリアは崩壊している遺跡のため、かなり足場が悪いです。訪れる際は必ず靴を履いて行くようにしてくださいね。