【年会費無料】海外旅行に持っていくべきおすすめクレジットカード3枚
海外旅行に行くにあたって、必ず必要となるのが「クレジットカード」です。
しかし、無数にあるクレジットカードからどれを選んでいいか分からない人も多いはず。
そこで今回は、現在まで15カ国以上の国を旅してきた僕が選ぶ、海外旅行に行く際に持っていくべきおすすめのクレジットカード3枚をご紹介します。
- 海外旅行に最適な年会費無料のクレジットカード3枚を紹介
- 海外旅行保険が充実したクレジットカードを紹介
【はじめに】海外旅行に持っていくクレジットカードの4つの必須条件
まずは個別のクレジットカードをご紹介する前に、海外旅行に持っていくクレジットカードの4つの必須条件を解説していきます!
1. VISA or MasterCardブランドのクレジットカード
クレジットカードにもいくつかブランドがありますが、その中でも海外旅行には必ずVISAもしくはMasterCardのクレジットカードを持っていくようにしましょう。
特にVISAブランドであれば、クレジットカードが使えるお店ならほぼ100%の確率で利用することができます。
日本ではJCB・アメックス・ダイナーズなどのブランドを使えるお店が一般的ですが、海外ではこれらのブランドが使えないケースもあるので、海外旅行ではVISAもしくはMasterCardのクレジットカードを持つようにしてください。
2. 海外旅行保険が付帯するクレジットカード
次に重要なのが海外旅行保険の付帯です。
最近のクレジットカードであれば、海外旅行保険が付帯されているカードが多いと思いますが、その際に特に注意していただきたいのが、備わっている海外旅行保険が「利用付帯」か「自動付帯」かという点です。
一般的に「利用付帯」の場合、飛行機代などの旅行代金をそのカードで支払わない限り、カードの海外旅行保険が有効になりません。
一方で「自動付帯」の場合、旅行代金をそのカードで決済せずとも、カード持っているだけで自動的に海外旅行保険が有効になります。
個人的には、この海外旅行保険が「自動付帯」されたクレジットカードを数枚持っていくことを強くおすすめします。
3. 現地での不測事態時のサポート
できれば経験したくありませんが、海外では何かトラブルに巻き込まれたり、財布やカバンごと盗難に会うといったことも最悪のケースとして考えられます。
そういった旅先で困ったとき、海外からでも日本語でサポートしてくれるサポートデスクがあると思うだけでとても心強く感じます。
またトラブル時以外にも観光情報や、レストラン・ホテルの予約などのサービスを提供してくれるサポートデスクは、旅行者にとっては大変ありがたい存在だと思います。
4. 年会費無料
海外旅行という滅多にない一大イベントとはいえ、最近は年会費無料のクレジットカードが当たり前になっていることを考えると、できればクレジットカードに年会費は払いたくないですよね。
特に海外旅行の場合、そこまで頻繁に行けないことを考えると、海外旅行のためのクレジットカードに年会費を払うのは惜しい…。
ということで「年会費無料」のクレジットカードであることも、個人的には重要だと思います。
海外旅行に持っていくべきクレジットカード① エポスカード
では、上記で紹介した4つの全ての条件が揃っているおすすめクレジットカードを3つご紹介していきます。
まずはじめにご紹介するのは【エポスカード】です。
エポスカードは、都心部を中心に営業しているデパート丸井が発行しているクレジットカードで、年会費が無料にも関わらず、ゴールドカード並みの海外旅行保険が自動付帯する点が最大の特徴となっています。
では、エポスカードについて詳しく解説して行きます!
1. VISAブランドのエポスカード
エポスカードは「VISA」のブランドを取り扱っています。
VISAブランドのエポスカードなら、世界中どこに行ったとしても安心して使用することができます。
2. ゴールドカード並みの海外旅行保険が自動付帯
a. ゴールドカード並みの海外旅行保険の内容
この自動付帯するゴールドカード並みの海外旅行保険が、エポスカード最大の特徴です。
よく海外旅行保険では「死亡保険」の金額に注目が行きがちですが、一番大切な保障は最も発生する確率が高い「病気やケガ」をした時の保障です。
では、実際に海外で病院にかかったらどれくらいの治療費が必要なのか見ていきましょう。
今回は、比較的に発生率の高い①手首の骨折(橈骨末端閉鎖性骨折)←転んで手をついたときに骨折する非常に発生頻度の高い骨折です、②盲腸の手術を例に出してみます。
①手首の骨折(橈骨末端閉鎖性骨折) | ②盲腸の手術(虫垂炎) | |
ロンドン | 14万円〜20万円 | 95万円〜135万円 |
パリ | 5万円 | 109万円 |
アテネ | 5万円 | 57万円〜63万円 |
マドリード | 29万円 | 60万円 |
北京 | 4万円~31万円 | 8万円〜156万円 |
バンコク | 3万円 | 48万円 |
ゴールドコースト | 5万円 | 80万円 |
シンガポール | 3万円~5万円 | 111万円~167万円 |
ホノルル | 5万円 | 300万円 |
バンクーバー | 8万円 | 81万円 |
海外では医療はあくまで「サービス」であり、骨折や盲腸の手術だけでも上記の表に示したくらいの治療費が請求されます。
当然日本の健康保険は使えないので、しっかりとした海外旅行保険に入っておかないと借金を抱えて日本に帰国することになってしまいます。
ではエポスカードを持っているだけでどれくらいの海外旅行保険が自動付帯されるのか見ていきますね。
エポスカードの海外旅行保険保障内容
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]保険の種類 | [jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
*エポスカードの海外旅行保険は、旅行の出発日から90日間付帯されます。
上記の表にあるように、エポスカードを持っているだけで一番大切な保障であるケガの治療(200万円)、病気の治療(270万円)が自動付帯されます。
ちなみに、アメリカン・エキスプレスのグリーンカードの場合でも、病気もケガも100万円までの保障が利用付帯になっているので、いかにエポスカードの海外旅行保険が優れているかがわかります。
年会費が無料でこれだけの海外旅行保険が自動付帯するエポスカードですが、実際のところエポスカード一枚だけで全ての治療費をまかなえるかというと少し不安です。
ただ海外旅行保険の保障額は他のクレジットカードの保障額と合算することができるので、のちにご紹介する残り2枚のクレジットカードと組み合わせることが重要です。
b. 現地医療機関でのキャッシュレス診療
キャッシュレス診療とは、現地の病院で診察を受けたとしても保険会社が直接病院に治療費を支払ってくれるため、受診した本人が治療費を立替えなくてもよい制度です。
いくら保険が適用されるとはいえ、旅行中に多額の治療費を立替えるのは難しいですよね。
エポスカードでは、もちろんこのキャッシュレス診療が利用できるので、万が一現地の病院にかかってしまっても、費用を建て替えることなく治療を受けることができます。
3. 日本語サポートデスク
エポスカードのサポートデスクは、緊急時はもちろん現地の観光に役立つ情報など24時間365日、日本語でサポートしてくれます。
パスポートやクレジットカード紛失時のサポートから、レストランの予約まで手配してくれるという非常に充実したサービスを受けることができます。
4. 現地通貨のキャッシングが可能
楽しみな海外旅行とは言え、現地に多額の現金を持っていくのは少し気が引けませんか?
エポスカードなら「Visa」もしくは「PLUS」のマークがあるATMで、現地の通貨を必要な分だけ出金することができます。
現地に多額の現金を持っていくのはやはり不安ですし、単純に盗難やスリの対策にもなります。
5. 年会費永年無料
これだけの海外旅行保険・サービスが受けられて、年会費は「永年無料」です。
年に1度以上の利用条件で年会費が無料になるカードはよくありますが、エポスカードは1度も使わなくても年会費が無料なので、つまりメリットだけ受け取ることができます。
個人的には普段使いのクレジットカードとしては不向きだと思うのですが、海外旅行用のクレジットカードとしては、作っておいて損はないカードだと自信を持って言えます。
海外旅行に持っていくべきクレジットカード② REXカード
2つ目にご紹介するクレジットカードが【REXカード】です。
REXカードは価格.comを運営しているカカクコムグループが発行しているクレジットカードです。最大の特徴はその高還元のポイントですが、実はかなり充実した海外旅行保険も備わっています。
では、REXカードについても詳しく解説していきます。
1. VISAとMasterCardブランドを扱うREXカード
REXカードの場合、ブランドをVISAまたはMasterCardから選ぶことができます。
どちらを選んでも良いと思いますが、エポスカードはVISAしか選べないので、REXカードはMasterCardにしてブランドを分けて持った方がおすすめです。
2. 充実した海外旅行保険が自動付帯
a. 充実した海外旅行保険の内容
REXカードも年会費無料のカードとしては、かなり充実した海外旅行保険の内容になっています。
REXカードの海外旅行保険の内容を、以下の表にまとめてみました。
REXカードの海外旅行保険保障内容
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]補償項目 | [jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]保険金額 |
傷害死亡 | 最高2,000万円 |
後遺傷害保険金 | 80~2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
救援者費用 1年間の限度額 |
最高200万円 |
携行品損害免責(3,000円) 1旅行かつ1年間の限度額 |
最高20万円 |
*エポスカード同様、REXカードも旅行出発日から90日間保険が付帯されます。
エポスカードほどではないですがREXカードの保障内容も非常に優れており、病気・ケガの治療ともに200万円までの保障が自動付帯します。
REXカードの海外旅行保険も年会費無料のカードとしてはトップクラス保障内容なので、持っておいて損はないカードと言えます。
b. 現地医療機関でのキャッシュレス診療
REXカードもエポスカード同様、現地医療機関でのキャッシュレス診療を受けることができるので、現地で費用の立替えをせずに治療を受けられます。
3. 緊急時の日本語サポートデスク
REXカードを持つことで、「ジャックス・トラベルデスク」のサポートを受けることができます。
ジャックス・トラベルデスクは、世界38都市に設置されており、電話で問い合わせることも可能ですし、必要時は直接来店してサポートを受けることも可能です。
緊急時の対応はもちろんのこと、観光に役立つ情報を日本語で提供してくれます。
4. 高いポイント還元率
REXカードの大きな特徴は、そのポイント還元率の高さです。
一般的なクレジットカードは還元率が0.5%程度に設定されていることが多いのですが、REXカードはなんとその2.5倍の1.25%の還元率となっています。
ポイント期限も2年有効なので、海外旅行用と言わず普段使いのカードとしても十分活躍してくれるカードだと思います。
5. 現地通貨のキャッシングが可能
REXカードもエポスカードと同様、海外ATMで現地通貨のキャッシングが可能です。
ブランドをVISAで発行した場合、「Visa」または「PLUS」のマークがあるATMでキャシングが可能です。
ブランドをMasterCardで発行した場合は「Master」または「Cirrus」のATMにて出金可能です。
6. 年会費永年無料
これだけの海外旅行保険やポイントの高還元を受けることができて、REXカードも年会費が「永年無料」となっています。
エポスカードと同様、持つメリットは十分にあるクレジットカードだと思いますよ!
海外旅行に持っていくべきクレジットカード③ 楽天カード
最後にご紹介するのは、楽天カード
楽天カードはCMもたくさん放送されているのでご存知の方も多いと思いますが、実はかなり充実した海外旅行保険が付帯されていることはあまり知られていません。
楽天カードについても詳しく解説していきますね。
1. VISAとMasterCardブランドを扱う楽天カード
楽天カードもREXカードと同様、VISAまたはMasterCardの両ブランドから選ぶことができるので、世界中のどの国でも使うことができます。
2. 充実した海外旅行保険が利用付帯
a. 充実した海外旅行保険の内容
非常に有名な楽天カードですが、実はかなり充実した海外旅行保険が付帯していることはあまり知られていません。
では、楽天カードに付帯する海外旅行保険の内容も詳しく見ていきますね。
楽天カードの海外旅行保険保障内容
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]補償項目 | [jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 最高200万円 |
疾病治療費用 | 最高200万円 |
賠償責任(免責なし) | 最高2,000万円 |
救援者費用(年間限度額) | 最高200万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 最高20万円 |
*楽天カードの場合、出国日から3カ月後までの旅行期間に海外旅行保険が付帯されます。
楽天カードも年会費無料のクレジットカードとしてはトップクラスの保障内容となっており、病気・ケガの治療ともに200万円までの保障が「利用付帯」されます。
楽天カードは「利用付帯」となっている点には注意してください。
エポスカード・REXカードは海外旅行保険が「自動付帯」されますが、また先ほども少し触れましたが、海外旅行保険の保障金額は他のクレジットカードの保険と合算することができます。
つまりこの楽天カードと、先ほど紹介したエポスカード・REXカードの合計3枚持つことでより充実した保険内容になります。
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]海外旅行保険合計保障額(エポス+REX+楽天)
カードの種類 | 傷害死亡 | 傷害治療費用 | 疾病治療費用 | 賠償責任 | 救援者費用 | 携行品損害 |
エポスカード | 500万円 | 200万円 | 270万円 | 2,000万円 | 100万円 | 20万円 |
REXカード | 2,000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 200万円 | 20万円 |
楽天カード | 2.000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 200万円 | 20万円 |
合計 | 2,000万円 | 600万円 | 670万円 | 6,000万円 | 500万円 | 60万円 |
この3枚を組み合わせることで、病気の治療670万円、ケガの治療600万円までが保障されます。
これだけの保障額があれば、骨折や盲腸などの治療費は十分にまかなえるのではないでしょうか?
b. 現地医療機関でのキャッシュレス診療
楽天カードも前述の2枚のクレジットカード同様、現地医療機関でのキャッシュレス診療を受けることができるので、現地での費用を立替えずに治療を受けられます。
3. 緊急時の海外アシスタンスサービス
楽天カードを持つことで、海外での病気・ケガなどの緊急事態に対応してくれる海外アシスタンスサービスを受けることができます。
渡航先の国から24時間・年中無休で電話でのサポートを受けることができ、症状などを伝えれば、病院の紹介や保険金の請求手続き等を知らせてもらえます。
もちろん日本語対応なので、安心して電話をかけることができます。
4. 高いポイント還元率
充実した海外旅行保険以外に、高いポイント還元があることも楽天カードの大きな特徴となっています。
ご存知の方も多いと思うので詳しく解説はしませんが、楽天カードを利用すると「楽天ポイント」という独自のポイントが貯まる仕組みになっています。
一般的に100円につき1ポイント、楽天市場などでの利用であればさらに還元率が数倍にもなったりします。
海外旅行用と言わず、僕も普段のお買い物でも常に利用しているクレジットカードです。
5. 現地通貨のキャッシングが可能
楽天カードも前述の2枚のクレジットカード同様、海外ATMで現地通貨のキャッシングが可能です。
ブランドをVISAで発行した場合、「Visa」または「PLUS」のマークがあるATM、ブランドをMasterCardで発行した場合は「Master」または「Cirrus」のATMにて出金可能です。
6. 年会費永年無料
楽天カードも前述のクレジットカードと同じく、年会費が「永年無料」となっています。
解説してきた海外旅行保険やポイント還元などのサービスを受けることができますし、普段使いのクレジットカードとしても十分に活躍するカードだと思います!
【結論】海外旅行には「エポス+REX+楽天」がおすすめ!
今回ご紹介したエポスカード、
3枚ともに共通するのが、非常に充実した海外旅行保険の付帯です。
1枚のみでは完全に十分とは言い切れませんが、この3枚を合算させることでより大きな海外旅行保険の保障を受けることができます。
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]海外旅行保険合計保障額(エポス+REX+楽天)
カードの種類 | 傷害死亡 | 傷害治療費用 | 疾病治療費用 | 賠償責任 | 救援者費用 | 携行品損害 |
エポスカード | 500万円 | 200万円 | 270万円 | 2,000万円 | 100万円 | 20万円 |
REXカード | 2,000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 200万円 | 20万円 |
楽天カード | 2.000万円 | 200万円 | 200万円 | 2,000万円 | 200万円 | 20万円 |
合計 | 2,000万円 | 600万円 | 670万円 | 6,000万円 | 500万円 | 60万円 |
また、キャッシュレス医療に対応していることや、緊急時のサポートサービスなど3枚とも「年会費永年無料」とは思えないほどのサービスとなっています。
ぜひ、海外旅行の際はエポスカード、