【騒音対策】アコギの音を小さくする6つの方法を徹底解説
アコギの練習の際に気になることといえば、やはりその「音」です。
夜にアコギを練習する場合、寝ている家族を起こしてしまうかもしれないですし、アパートに住んでいる方なら隣の住人に迷惑もかけたくないですよね。
また、音量を気にしすぎると気持ちよく練習もできないので、ギターの上達も停滞してしまう可能性すらあります…。
そこでこの記事では、練習の際にどうしても気に合ってしまうアコギの音を小さくする6つの方法をご紹介します。
アコギの練習をしたくても「音量が気になって練習できない…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
- アコギの音を小さくする6つの方法
- 外でアコギの練習をするのもあり
【騒音対策】アコギの音を小さくする6つの方法
アコギの音量を小さくする方法として、以下の6つの方法があります。
ギター歴12年の僕も実際に使っている方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. サウンドホールカバーを使う
まず初めにご紹介する方法が、「サウンドホールカバー」を使用する方法です。
「サウンドホールカバー」自体はもともとエレアコのハウリング防止のためのグッズなのですが、音を響かせるサウンドホールをふさいでしまうことから音量を小さくする目的でも使用することができます。
ただ、実際にアコギの音を小さくする目的で使用してみて思ったのですが、個人的には「思っていたより消音にならない」という印象でした笑。
確かにアコギの低音部分に関してはある程度の消音効果はあったのですが、高音は普段通りに弾いたときとそこまで変わりません。
だからと言って全く無意味とは全然思わないのですが、それでも消音効果がそこまで高くないことは確かです。
また、サウンドホールカバーを取り外しするたびにギター弦を緩める必要があるので、個人的には若干面倒だと感じました。
これからご紹介する消音方法の中では、かなり見た目がカッコよい方法なのですが、「エレアコを普段弾いているから、ハウリング防止のついでに消音もしたい」という方以外には、そこまでおすすめできる方法ではないかもしれません。
2. サイレントピックを使う
香取製作所さんが製造している「サイレントピック」も、アコギの音を小さくするのに効果的です。
「サイレントピック」は音量を小さくするために開発された専用ピックで、実際に使用してみると通常のピックよりもかなり薄く、紙のようにペラペラであることが分かります。
ピック自体がかなり薄いことから、消音効果としてはそれなりの効果はあります。
しかし、だからといって音がほぼ出ないというわけではなく、ストロークでのコード弾きは十分練習できるくらいの音は出ます。
また、このサイレントピックは基本的にストローク専用の商品ですが、個人的にはピッキング練習も何とかできるかなぁと思いました。
一軒家にお住まいの方ならこのサイレントピックで十分ですが、壁の薄いアパートに住んでいる方にはもう少し消音できる方法を選んだ方がいいかなと、個人的には感じます。
ただ、アコギの消音方法の中では弾き心地も通常とそこまで変わることなく、金額的にも500円くらいと非常に安く済む方法です。
通常の練習ができる程度の音量を実現し、かつ弾き心地を損ないたくないという方には非常におすすめできる消音方法ですね。
3. 弱音器を使う
次にご紹介する方法が、弦楽器の消音グッズ「弱音器」を使う方法です。
結論から言うと、常に弦をミュートしている状態になるので、消音効果という点ではかなり効果的です。
ただ弦がミュート状態なので、当然弦が響く心地よさを感じられず、弾きやすさ・弾き心地という意味ではマイナス。
それでも消音効果は十分なので、夜にアコギを練習したい方や、アパートなどに住んでいる方にはかなりおすすめできる方法です!
「弱音器」の作りとしてはプラスチックの枠にスポンジが付いており、弦をスポンジではさむようにして使います。
取り付け・取り外しも非常に簡単なので、使いやすさという点でも優れています。
それでも消音効果が高いがゆえ、アルペジオやピッキングの練習は少し厳しいというデメリットもあります。
アルペジオやピックの単音弾きではなく「コード弾きや運指の練習をメインでする」という方には、非常におすすめできる消音方法のひとつでしょう。
また、別のメーカーからは「弱音器」よりも見た目がおしゃれで、似た消音効果があるグッズも販売されているので、気になる方はチェックしてみてください!
4. タオルや布をはさむ
かなり原始的な方法ですが、弦とボディの間に「タオルや布をはさむ」という方法もあります。
消音効果としては、先ほどの「弱音器」の効果をさらに強力にした感じ。実際に試してみると、常に弦がミュート状態になるので、消音効果は抜群です。
しかし、「弱音器」と同様、コードをストロークで弾く分はなんとか練習できますが、アルペジオやピッキングはほぼ開放弦しか鳴りません。
また、ハンマリングやプリングオフ、ハーモニクス、スライドといったテクニックもほぼ使うことができませんでした。
「とにかくアコギの音を小さくしたい」
「できるだけ費用をかけたくない」
こういった方には、タオルを利用した消音方法を全然ありだと思います。
5. エレキを生音で弾く
騒音対策の方法として、アコギではなく「エレキギターを生音で弾く」という方法もあります。
当然ですがエレキギターはアンプを繋いで弾くのが前提なので、音を響かせるサウンドホールもなく、生音はかなり小さいです。
アコギの音を小さくする方法ではないかもしれませんが、騒音対策としては非常に効果的であることは間違いないでしょう。
現状アコギしか持っていない方で、もし予算があるなら、練習用として価格の安い初心者用エレキギターを1本買っておいてもいいかもしれませんね。
6. サイレントギターを使う
これもお金がある方限定ですが、アコギよりも格段に音が小さい「サイレントギター」を使うという方法もあります。
「サイレントギター」は、音を響かせるボディがないことから出る音量は小さく、ヘッドホンからはしっかりとした大きな音が聴こえるという特徴のギターとなっています。
ここまでご紹介した方法は、どうしても普段とストロークやピッキングの感覚が変わってしまうものが多いのですが、サイレントギターであれば「演奏の感覚をそのまま」に、騒音を気にせず練習することができます。
もしサイレントギターを購入するなら、アコギ歴が長い方でもサイドギターとして利用していることが多いヤマハのサイレントギターがおすすめ。
レビューや評判も非常に高い、ロングセラー商品です。
アコギを消音して弾くのがストレスな方は外で練習するのもあり
ここまでアコギの音を小さくする6つの方法をご紹介しました。
しかし、どうしても普段のように音を鳴らせないことにストレスを感じたり、予算的なものからグッズを購入できない方もいらっしゃると思います。
そういった方におすすめしたいのは、いっそのこと屋外でアコギを練習することです。
屋外であれば、そもそもアコギの音量を気にする必要はありませんし、他にもいくつか屋外練習のメリットがあります。
- ギターの音量を気にしなくても良い
- 新しいフレッシュな気分で練習できる
- 人前で演奏することに慣れる
ただ、屋外練習をする際には練習場所や持ち物など、いくつか事前に把握しておく必要があることもあります。
詳しくは、屋外でギター練習をしてみよう!おすすめの持ち物・練習場所などを解説にて、屋外練習の持ち物や注意点を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
おわりに
今回は騒音対策として、アコギの音を小さくする6つの方法をご紹介しました。
最後にもう一度、記事の内容を振り返っておきます。
- サウンドホールカバーを使う:ハウリング防止もしたい方向け
- サイレントピックを使う:弾き心地を損ないたくない方向け
- 弱音器を使う:コード弾きメインで練習する方向け
- タオルや布をはさむ:費用をかけずに消音したい方向け
- エレキを生音で弾く:エレキをすでに持っている方向け
- サイレントギターを使う:予算がある方向け
それぞれの方法によって消音効果や必要な費用なども異なるので、自分の住む環境や予算から最適な方法を選ぶようにしてくださいね。
というわけで今回は以上になります!ぜひ楽しいアコギライフをお過ごしください!