【奇祭】島根県隠岐島で行われる「でやんな祭」が奇妙すぎる件
こんにちは、bayashiです。
みなさん、島根県隠岐島で行われているらしい「でやんな祭」というお祭りを聞いたことがありますか?
僕は少し変わった田舎のお祭りや風習が好きでいろいろ調べているのですが、でやんな祭というお祭りがあまりにも不思議すぎて興味をそそられたので、今回情報をまとめてみました。
島内でも祭の存在を知る人が少なく、祭の最中に「あるもの」を見てしまうと目が潰れるという噂なども詳しくまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください!
【奇祭】島根県隠岐島で行われる「でやんな祭」とは?
まずは「でやんな祭」に関する情報をここでまとめていきます。
「でやんな祭」が最初にインターネット上で語られたのは、おそらくホリエリュウさん(@ryuhorie530)という方がTwitterで「でやんな祭」に関するツイートをされたのが始まりだと思われます。
ここからはホリエリュウさんのツイートをもとに、「でやんな祭」に関する奇妙な噂や言い伝えを紹介していきます。
「でやんな祭」に関する奇妙な噂・言い伝え
「でやんな祭」には、数々の奇妙な噂や言い伝えがあり、とても興味をそそられる内容です。
ホリエリュウさん(@ryuhorie530)のツイートをもとに、「でやんな祭」の噂を下記にまとめてみました。
- 祭の当日は外部からの人の出入りが一切禁止される
- 島民も祭の最中は外出が禁止される
- 家の窓から外を覗くのも禁じられている
- これほど不思議で奇妙な祭の内容であるにもかかわらず、でやんな祭に関する文献は9ページの論文のみ
今の現代社会では考えられないほど、奇妙なお祭りですよね…。
島外からの人の出入りが禁止されるのはまだ分からなくもないですが、島民の方にも外出禁止と外を覗くのが禁止って奇妙すぎますね…。
祭の最中に「あるもの」を見ると目が潰れると言われている
上記の噂に加えて、「でやんな祭」が行われている最中に「あるもの」を見ると目が潰れるという噂もあります。
そういった理由から窓の外を覗くのが禁止にされているのだろうと思いますが、ここまで聞いていただけでもすごく不思議なお祭りということが分かります。
「でやんな祭」を執り行う目的と不思議な進行形式
日本で唯一「でやんな祭」について書かれた論文によると、祭の目的と進行形式などは以下のように書かれているようです。
- 「でやんな祭」は元々島に住んでいた権力者が、自分の家の守護神を奉るために始めた私的なお祭り
- その権力者の家系の者はもう島にいないため、お祭りと守る家を失った守護神の祠のみ残されている
- 祭の最中に見てはいけない「あるもの」とは島の神主で、祭の最中に唯一外を歩くことができるのは神主とそのお供だけ
- 神主とお供が「でやんなよー」(外に出るなよ)と島中に声をかけて歩き回り、この二人のみででやんな祭を執り行う
- 祠に供えてある古い酒を、新しく酒と取り替えるのがでやんな祭の内容
- 神主とお供の姿を見ると目が潰れてしまうとされるが、そのように言い伝えられている理由は島民の誰にも分からない
- 神主とお供はでやんな祭の最中は絶対に口をきいてはならないとされている。
- 今でも祭の当日は仕事を早く切り上げて、家でひたすら祭が終わるのを待つ島民が多い。
でやんな祭は、もともと島に住む権力者が私的に始めた祭らしいのですが、今ではその権力者の家系も島を去ったらしく、守護神とその祠だけが島に残されているようですね。
それを守るために島の神主の方が祭を続けているなんで、何だか物語に出てきそうなストーリーです…!
それでもお祭り最中の「神主」を見ると目が潰れるという理由を、島民の誰も分からないというあたりがさらにこのお祭りをミステリアスなものにしている気がします。
それにしても「でやんな祭」という名前は、神主の方が言う「でやんなよー」(外の出るなよ)という意味からきている名前とはすごく意外でしたね…。
とにかく、ここまで読んでも「でやんな祭」の目的や理由がいまいちはっきりしません…。
Twitterに現れた隠岐島の神主さんの話で真相が明らかに
そんな感じで祭の目的や奇妙な噂など、なんとも結論が出なかった「でやんな祭」ですが、Twitterに突如、隠岐島に移住された離島プログラマァさん(@_ag)という方が現れます。
その方のツイートには「でやんな祭」を執り行った神主さんの解説文が掲載されており、一気に「でやんな祭」の真相の一旦が明かされます。
僕が解説するよりも実際のツイートを見てもらった方が分かりやすいと思うので、下記に離島プログラマァさん(@_ag)のツイートを引用させていただきます!
西ノ島・焼火神社の宮司さん@takuhister より「であんな祭り」の解説文を頂いたので貼っておきますね。西ノ島町報もしくは「ネットワークジャーナル隠岐国」に寄稿したものだそうです。 pic.twitter.com/xbLraQPAgJ
— 離島プログラマァ (@_ag) March 11, 2019
【まとめ】現在でも「でやんな祭」は隠岐島で行われている
というわけで、今回は島根県隠岐島で行われている「でやんな祭」についての情報をまとめてみました。
祭の最中の外出禁止や、神主さんを見てしまうと目が潰れるといった噂はにわかには信じられませんでしたが、実際に祭を執り行った神主さんの話によるとどうやらその噂は本当のようですね。
「でやんな祭」は規模は縮小されているとはいえ、現在でも行われているようですし、21世紀の現代にこのような奇妙なお祭りが残っていることが奇跡なのかもしれません。
「でやんな祭」などの少し変わった奇祭が好きな方は、不思議と恐怖が入り混じる世にも奇妙な日本の奇祭15選!にて、日本の奇祭情報をまとめているので、ぜひこちらご覧いただけたら嬉しいです。
というわけで今回は以上になります。最後までご覧いただき、ありがとうございました!
※この記事は、基本的にインターネットとTwitterの情報をもとに作成しています。