【オーロラツアー】ロヴァニエミ現地発「モイモイ号」でオーロラ観測をした話
オーロラとサンタクロースの街として知られるフィンランド・ロヴァニエミ。
ロヴァニエミには、サンタクロース村の観光と合わせて、毎年たくさんの観光客がオーロラ観測を目的に訪れています。
オーロラ観測を目的とする現地発バスツアーが複数ある中、日本人による日本語ガイド付きの「モイモイ号」と呼ばれるオーロラバスツアーも運行しています。
今回、実際にこのオーロラツアー「モイモイ号」に参加してみたので、オーロラ観測の様子やツアー内容についてご紹介していきます!
オーロラバス「モイモイ号」とは?
オーロラバス「モイモイ号」とは、北欧旅行を専門とするツムラーレコーポレーションが運行している、ロヴァニエミ現地発のオーロラハンティングツアーです。
日本人のガイドさんがバスで郊外にあるオーロラ観測地まで連れて行ってくれるので、とても気軽に参加することができるオーロラツアーとなっています。
ツアー時間は約4時間となっており、その間にオーロラ観測や、暖かいコタ(小屋)で軽食を楽しむことができます。
詳しいツアー内容などはモイモイ号の公式HPに記載されています。下記のリンクから、公式HPに飛ぶことができます!
>>北欧トラベル「自社運行! オーロラバス・モイモイ号(moimoi号)」
実際にオーロラツアー「モイモイ号」に参加してみた!
ここから、実際に「モイモイ号」に参加したときの様子をご紹介していきます。
バスの集合場所は「Santa’s Hotel Santa Claus」
「モイモイ号」はロヴァニエミ現地発のバスツアーなので、集合場所までは自分たちで行く必要があります。
集合場所は、ロヴァニエミの中心街にあるホテル「Santa’s Hotel Santa Claus」。
僕は近隣にある「Scandic Pohjanhovi」というホテルに宿泊していたので、集合場所までは徒歩で行きました。
出発時間は20時30分となっていますが、受付をしないといけないので15分前には集合する必要があります。
「Santa’s Hotel Santa Claus」のロビーで、モイモイ号参加の受付が行われます。僕が参加した日は、合計で15人ほどの日本人観光客の方が参加していました。
バスはホテルのエントランス前まで来てくれます。
いざオーロラ観測地へ出発!
定刻から10分ほど過ぎて、モイモイ号は出発しました。
オーロラ観測地に向かう間、ガイドさんがバスの中でオーロラが見える仕組みや、なぜオーロラには色の違いがあるのか、などのオーロラに関する情報をガイドしてくれます。
この日向かったオーロラ観測地は、「Sonka ソンカ」と呼ばれる湖のほとりにある観測地でした。バスに乗ってから、約40分ほどで到着します。
オーロラ観測地は、あたりに灯りのない郊外の森林の中なので、この日はマイナス30度まで冷え込んでいました。
今までに経験したことがない寒さで、しばらく外にいると鼻の穴が凍ってきたのを覚えています。
オーロラ観測以外の時間は暖かい「コタ」で休憩
真冬のフィンランドなだけあって、外の気温はマイナス30度。どれだけ厚着をしていても、あまり長く外に滞在することはできません。
ただ、モイモイ号が行く各オーロラ観測地点には、「コタ」と呼ばれる小屋があり、暖かい室内で休憩をすることができます。
「コタ」の室内はログハウスのような内装になっており、木の温かみを感じることができます。
室内はとても暖かく、非常に快適に過ごすことできます。部屋の真ん中には薪の暖炉が設置されているので、オーロラ観測後の冷えた体を温めることができます。
また、「コタ」の中ではコーヒーやココア、ジンジャークッキー、ブルーベリーのマフィンなどの軽食を楽しむこともできます。
上記の左の写真は「グロッギ」と呼ばれる、ベリーで作られた北欧伝統のホットドリンクになっています。少しスパイスの効いた甘いジュースになっていて、体を温めてくれます。
ひとり1本ずつマッカラ(ソーセージ)も用意されているので、暖炉で炙って食べるととても美味しいです。各机にケチャップとマスタードも用意されています。
いよいよオーロラ観測!ロヴァニエミでオーロラは見える?
暖かい「コタ」を出て、少し坂を下った先にある湖の上がオーロラ観測地になっています。マイナス30度の世界なので、湖は完全に凍りついており、普通に湖の上を歩くことができます。
しばらく湖の上から空を眺めていたのですが、テレビで見るような壮大なオーロラは出現しません。
ただ、空の向こうに白いモヤが見えたので、1枚写真を撮ってみると、オーロラらしきものが…!
一応緑色のオーロラらしきものは映り込んでいました!
肉眼で見ると白いモヤのようなものしか見えないのですが、カメラで撮ると緑色のオーロラが映り込みます。
試しにもう1枚撮影してみると…
うっすらですが、一応オーロラが映り込みます!
ロヴァニエミに来るまでは、下記のような写真のオーロラを想像していましたが、このようなオーロラを見ることができる確率はかなり少ないようです。
オーロラが観測できるかどうかは、太陽の活動の活発さや、天候などがかなり左右するので、正直運によるところも大きいようです。
ただ、一応オーロラを見ることはできたので、個人的には「モイモイ号」に参加して良かったと思っています。
オーロラが見えなくても、暖かい「コタ」の中で軽食を楽しむこともできますし、晴れていれば満点の星空を見ることもできます。
ロヴァニエミでオーロラ観測をしようと思っている方は、「モイモイ号」への参加も検討してみてもいいとも思いますよ!
おわりに
今回は、ロヴァニエミ現地発のオーロラツアー「モイモイ号」に参加したときの様子をご紹介しました。
オーロラを見られるかどうかは、かなり運が左右するので分かりませんが、個人的にはとてもいい経験になったと思っています。
余談ですが、2020年がモイモイ号の20周年記念だったらしく、記念のメガネ拭きを参加者全員に配っていました。
今後、ロヴァニエミでオーロラ観測をしようと思っている方の参考になれば幸いです!