【ヘルシンキからロヴァニエミ】サンタクロースエクスプレスの予約方法
フィンランドの首都ヘルシンキから北に約830kmの場所に、サンタクロースの故郷として有名な街ロヴァニエミがあります。
ヘルシンキからロヴァニエミ間を繋ぐ寝台列車「サンタクロースエクスプレス」は、約12時間の夜行列車の旅を楽しみながら、本物のサンタクロースに会いに行ける、観光客だけでなく地元民にも人気のフィンランド観光名物になっています。
今回は、そんな北欧フィンランドの夜行列車「サンタクロースエクスプレス」の予約方法を解説いたします。
寝台列車でサンタクロースに会いにいこう!
「サンタクロースエクスプレス」とは、首都のヘルシンキからサンタクロースの故郷として知られるロヴァニエミまでの約830kmを繋ぐ夜行寝台列車です。
約12時間の夜行列車の旅を楽しむことができ、列車内にはレストランなどの設備も備わっています。客室は、座席のみ・相部屋・個室の3種類から選ぶことができ、個室にはシャワー・トイレが各部屋に設置されています。
朝目が覚めれば、そこはサンタの故郷でありオーロラが見える街ロヴァニエミ。
「サンタクロースエクスプレス」は、我々にそんなロマンを与えてくれる、観光客だけでなく地元民にも人気の夜行寝台列車となっています。
サンタクロースエクスプレスの予約方法
では、ここから本題の「サンタクロースエクスプレス」の予約方法について解説していきます。
今回は、ヘルシンキからロヴァニエミへの片道分の予約を例として解説していきます。
またチケットの予約方法は2種類あるので、それぞれ詳しく解説していきますね!
1. レイルヨーロッパジャパンのHPにて予約(日本語可)
まず1つ目が、「レイルヨーロッパジャパン」のHPから予約する方法です。
こちらのサイトの大きな特徴は、海外の列車チケットを日本語で予約することが可能なことです。英語が苦手な方でも、簡単にチケットの予約することができます。
ただ、デメリットとしては1回の予約に1500円の予約手数料がかかるという点です。1500円の手数料を支払っても安心して予約したいという方には、とても便利なサイトになっています。
まずサイトにアクセスしたら、赤丸で印をした部分を入力します。出発地=ヘルシンキ、目的地=ロヴァニエミ、往路=希望日、利用タイプと人数を入力したら、検索ボタンを押します。
画面が切り替わり、予約可能な列車の便を表示してくれます。希望する便の赤丸で示した部分をクリックしてください。
クリックすると旅程の詳細が表示されるので、赤丸の部分をクリックして先に進みましょう。
次に旅行者情報を入力する画面が現れます。乗車する方の情報を入力したら、「カートに追加」のボタンを押します。
これで選択した列車の便がカートに入りました。この画面で、予約手数料の1500円が追加されているのが分かります。次にお支払いに進みます。
この画面では、料金を支払う方の情報を入力していきます。赤丸で示した「お客様の情報」「請求先住所」を入力してください。
またチケットは郵送で送られてくるので、請求先住所以外に郵送を希望する場合は、赤丸で示したチェックを外して、郵送希望先の住所を入力してください。
画面を下にスクロールすると、「レイルプロテクション」に加入するかどうかを選ぶことができます。レイルプロテクションに加入すると、キャンセルや払い戻しを受けることができますが、3000円の手数料が必要になります。
どちらかを選んだら、お支払いに進みましょう。
最後にクレジットカード情報を入力します。入力後、「支払う」のボタンを押したら、これで予約は完了です。
2. フィンランド鉄道のHPにて予約(英語)
次に解説するのが、「サンタクロースエクスプレス」を運行しているフィンランド鉄道(VR)のHPから予約する方法です。
このフィンランド鉄道のHPで予約すると、先ほどのレイルヨーロッパジャパンとは違い、1500円の予約手数料がかからないこと、寝台個室の場所を選択することができます。
しかし、HPの言語を日本語に切り替えることができないため、必然的に英語での予約になることがデメリットと言えます。
まずHPにアクセスしたら、赤丸で印をした箇所を入力してください。
FROM=Helsinki、TO=Rovaniemi、DEPARTURE=希望日時、PASSENGERS=乗る人数を入力したら、次の画面に進みましょう。
次に予約可能な列車の便が表示されます。希望する列車にチェックを入れたら、「CONTINUE TO SEAT SELECTION」をクリックしましょう。
次に座席の種類を選択します。
左の「Seat」は寝台個室でない座席のみ、真ん中の「Sleeping compartment」は寝台個室(定員2名)、右の「Sleeping berth in a male or female compartment」は男女別の寝台相部屋になります。
当然ですが、個室となる「Sleeping compartment」が最も価格が高く、座席だけの「Seat」が最も安いものになります。
その下にある「Sleeping compartment for one person」は、寝台個室(定員2名)を一人で使用する部屋数。「Sleeping compartment for two persons」は、寝台個室(定員2名)を二人で使用する部屋数です。
少し分かりにくいですが、1人旅の方で個室を1人で使いたい場合は、「Sleeping compartment for one person」を「1」に、2人で旅行されている方達で個室を共有したい場合は、「Sleeping compartment for two persons」が「1」になります。
項目を入力したら、次の画面に進みます。
ここでは、寝台個室の場所を選択していきます。この画面が表示される前に、Flashplayerのダウンロードリンクが現れます。Flashplayerのダウンロードがまだの方は、ここでダウンロードをしてください。
ダウンロード後、緑色になっている番号から個室を選択してください。緑色の個室をクリックすると黄色に変化するので、その後「Save selected」をクリックしてください。
個室の指定を終えると、一つ前のページに自動的に戻ります。下にスクロールすると、「Cancellation insurance」というキャンセル時の返金保険に加入できます(1人あたり13ユーロ)。なお、保険に加入しなくても5ユーロ支払うことで、旅程の変更はすることが可能です。
保険の項目にチェックを入れたら、「PROCEED TO PAYMENT」をクリックして次に進みます。
次に、これまで選択してきたチケット情報が表示されます。ここで間違いがないか確認しましょう。また「Remember to log in」という項目がありますが、ここでフィンランド鉄道のアカウントを作ることができます。しかし、そう頻繁に乗らないという旅行者の場合は、ここは飛ばして次に進みましょう。
次にチケットの受取方法を指定します。Eメールアドレスに送付してもらうか、直接フィンランドの駅で受け取るかを選択できます。Eメールアドレスに送付してもらう方は、間違わないようにメールアドレスを入力しましょう。当日は送付されたメールを紙にコピーして持っていくか、スマホの画面で表示できるように準備しておきましょう。
また下にある「IDENTIFIER」とは6〜10桁の暗証番号になります。チケットの日程変更をするときなどに必要になるので、携帯番号などの覚えやすいものを入力しておきましょう。
さらに下にスクロールすると、支払いに使うクレジットカードのブランドを選択できます。使用したいクレジットのブランドをクリックすると、最後の支払いの画面に切り替わります。
画面が切り替わるので、ここでクレジットカードの情報を入力します。間違いなく入力したら「Pay」をクリックします。
これで予約は完了となります。チケットの受け取りをEメールアドレスに選択された方は、入力したアドレスに下記のようなPDFファイルのチケットが送られてきます。
乗車後、電車内でチケットの提示が求められるので、事前に印刷しておくか、すぐにスマートフォンの画面で表示できるようにしておきましょう。
ロヴァニエミに行くなら片道列車、片道飛行機がおすすめ!
サンタクロースエクスプレスは、ヘルシンキ〜ロヴァニエミ間の移動でしかできない貴重な体験になります。しかし、約830kmの距離を列車で移動するので、どうしても約12時間という時間がかかってしまいます。
限られた時間の中で、最大限にフィンランド旅行を楽しむためにおすすめしたいのは、片道サンタクロースエクスプレス、片道飛行機という旅程です。
往路はサンタクロースエクスプレスに揺られながらのんびりと旅行を楽しみ、復路は飛行機でサクッとヘルシンキまで1時間半。節約した時間をヘルシンキ観光に当てることができます。
ぜひ、時間を効率的に使ってフィンランド旅行を最大限に楽しんでください!
スカイスキャナーを使えば、指定した日程の最安値の航空券を探せますので、いろいろなサイトで比較する必要がないのでとても便利です。ぜひ、復路の飛行機検索にご活用ください!
おわりに
今回は、ヘルシンキ〜ロヴァニエミ間の寝台列車「サンタクロースエクスプレス」の予約方法について解説しました。
寝台列車で目を覚ませば、そこはサンタクロースの故郷の街ロヴァニエミ。
フィンランドまで訪れた際は、このロマン溢れる寝台列車を利用して、本物のサンタクロースに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
下記の記事では、サンタクロースエクスプレスの発着場所、乗車してみた感想、車内設備、時刻表、予約方法、乗車料金などを徹底解説しているので、こちらも参考にしてみてください。