ヘルシンキからタリンへ!タリンクシリヤラインのフェリーを徹底解説
フィンランドの首都ヘルシンキとエストニアの首都タリンは、意外にも85kmの距離しか離れておらず、フェリーを使えば約2時間でアクセスすることができます。
そのような地理的条件から、両国間の日帰り観光も十分可能となっており、近年はフェリーを利用してタリンへ訪れる日本人観光客が増加してきています。
今回、実際にヘルシンキとタリンを繋ぐフェリー運行会社「タリンクシリヤライン」のフェリーに乗船してみたので、船内の様子、予約方法、フェリー乗り場、乗車料金などを徹底解説していきます!
ヘルシンキからタリンのフェリー概要
バルト海沿岸国の主要都市を繋いでいるフェリー運行会社「タリンクシリヤライン」。
数あるルートの中でも近年、約2時間で気軽にヘルシンキからタリンへアクセスできるルートが人気を博しており、多くの日本人観光客が利用し始めています。
ヘルシンキからタリンへは、「スター号」「メガスター号」「エウロパ号」という3つの豪華客船が運行しており、どの客船にもレストラン・バー・免税店などが備わっています。約2時間の短い船旅ですが、船内の施設を最大限に楽しみながら、快適なバルト海クルーズができるようになっています。
運行スケジュールとしても、毎日必ず数本のフェリーが運行しているため、旅のスケジュールも組みやすいことが特徴です。朝に出港するフェリーに乗船して、夕方発のフェリーで帰るという日帰りクルーズを楽しむことも十分に可能となっています。
インターネットにて事前予約
ヘルシンキからタリンへのフェリーチケットは、タリンクシリヤラインのHPから事前予約することができます。
HPは日本語にも対応しているので、安心して予約することができます。
詳しい予約方法は下記の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
https://reichenbach54.com/2020/02/20/helsinki-to-tallinn-talink-silija-how-to-book/
ヘルシンキ西港ターミナル2(T2)から出港
エストニアのタリンへ向かうタリンクシリヤラインのフェリーは、ヘルシンキ西港ターミナル2から出港します。
ターミナル2は、ヘルシンキ中心街から約3km離れた場所に位置しています。徒歩でも行ける距離ですが、ターミナル2の目の前にトラム乗り場もあるので、トラムでも簡単にアクセスできます。
ヘルシンキ中心街からターミナル2への行き方は、下記の記事をどうぞ。
https://reichenbach54.com/2020/02/21/helsinki-ferry-terminal-how-to-go/
ターミナルに入ると、タリンクシリヤラインの受付カウンターがあります。セルフチェックインができる機械も設置されているので、いずれかで乗船のチェックインをしましょう。
チェックインが完了すると、フェリーゲートを通過するときに使うカードが渡されます。カードにはフェリー内で使用できる無料Wi-Fiのパスワードも記載されているので、無くさないように気をつけてください。
搭乗時は混雑するので、出港時間の1時間ほど前にはターミナルに到着していた方がいいと思います。
名称:West Terminal 2
住所:Tyynenmerenkatu 14, 00180 Helsinki
HP:https://www.portofhelsinki.fi/
「スター号」の船内紹介
今回は、ヘルシンキ〜タリン間を運行する「スター号」に乗船しました。ここから「スター号」の船内設備をご紹介していきます。
1. レストラン・バー
船内には数多くのレストランやバーが営業しています。
レストランはたくさんの料理が楽しめるアラカルトや、ビュッフェ形式のレストランが営業しており、バルト海の景色を眺めながら食事を楽しむことができるようになっています。
あまりお腹が空いていない方は、海を眺めながら軽食やお酒を楽しめるバーも複数あるので、ぜひ利用してみてください!
その他にも、サンドイッチやコーヒーなどを販売しているカフェや、バーガーキングなどのファーストフード店も営業しています。
2. エンターテインメント
乗客が船旅を退屈しないように、船内にはゲームセンターなどのエンターテインメント設備が設置されています。
日本でもおなじみのエアホッケーや、カーレースゲームなど、子供が喜ぶようなゲーム機も置かれています。
子供が遊べるキッズエリアもあるので、小さなお子さんがいる方は利用してみてはいかがでしょうか。
3. 免税店
船内にはジュエリーやアパレル商品、コスメ商品を販売している免税店や、スーパーマーケットが設置されています。
フィンランドからエストニアへと国境を跨ぐ国際航路ということもあり、店内の商品は免税品になっています。
ジュエリーやバッグなどの高級品から、フィンランドの有名なアパレルメーカーである「marimekko マリメッコ」の商品なども販売されています。
スーパーマーケットも売り場が広いとは言えませんが、フィンランドやエストニアのお菓子など、たくさんの商品が販売されています。
フィンランドで最も有名なお菓子メーカー「Fazer ファッツェル」のチョコレートも販売してるので、お土産としても購入することができます。
お酒に関しても、かなりたくさんの種類のものを取り揃えています。船内で飲む用のお酒を買ってもいいですし、かさばらないものであれば、お土産として購入してもいいかもしれません。
4. デッキ
大型フェリーということもあり、デッキに出てバルト海の景色を楽しむこともできます。
デッキにはベンチも設置されているので、船内で飲み物などを購入して、外で過ごすのもおすすめです。
ただかなり風が強い日もあるので、帽子などが飛ばされないように気をつけてくださいね。
5. 受付・コインロッカー
フェリーには、受付(インフォメーション)が設置されているので、何か困ったことや疑問がある場合は、ここで対応してもらうことができます。
受付の近くにコインロッカーもあるので、荷物が多い方はコインロッカーの利用もおすすめです。
コインロッカーは小型と大型の2種類が設置されており、それぞれ利用料金は2ユーロと4ユーロになっています。
タリン・フェリーターミナルに到着
約2時間のバルト海クルーズが終わると、タリン・フェリーターミナルに到着します。
フェリーターミナルから旧市街までは、約1.7kmの距離なので十分徒歩でも行くことができます。
荷物が多い方は、フェリーターミナル前にタクシーがたくさん待機しているので、タクシーを利用してもいいと思います。
名称:Tallinn Ferry Terminal
住所:Lootsi 13, 10151 Tallinn
「タリンクシリヤライン」のフェリーの乗船料金は?
今回、ヘルシンキからタリンまでの片道フェリーを利用して、料金が25ユーロ(約3000円)でした。
予約のタイミングや、利用する時期によっても異なると思いますが、比較的安価な料金で利用することができます。
また、今回は訳あって片道での予約となりましたが、往復での予約をする場合は若干の割引料金が適応されるので、もう少し安く利用することができると思います。
おわりに
今回は、ヘルシンキからタリンの間を繋ぐ「タリンクシリヤライン」のフェリーについてご紹介しました。
ヘルシンキからタリンへ約2時間でアクセスでき、なおかつ大型フェリーでの船旅を楽しむことができる、おすすめの移動手段となっています。
今後、ヘルシンキを訪れる予定のある方は、ぜひ「タリンクシリヤライン」のフェリーを使って、タリン観光へ出かけることも検討してみてください!
https://reichenbach54.com/2020/02/08/reasons-to-visit-tallinn-from-helsinki/
https://reichenbach54.com/2019/12/23/estonia-tallinn-recommend-sightseeing-spots/