ツリー発祥の地!ラトビアの首都リガのクリスマスマーケットを解説【開催時期・見所など】
北ヨーロッパに属するバルト三国のひとつラトビア。
首都リガの旧市街は、街全体が世界遺産として登録されており、美しい中世の街並みを感じることができるスポットです。
そのリガ旧市街では、毎年11月下旬から翌年1月上旬までクリスマスマーケットが開催されます。世界で初めてクリスマスツリーが飾られたのはリガとも言われており、地元民にも大人気の冬の行事となっています。
今回は、実際にリガのクリスマスマーケットに訪れてみたので、開催時期や見所などを詳しくご紹介していきます!
リガのクリスマスマーケットの概要を解説(開催場所・期間など)
リガのクリスマスマーケットの見所・雰囲気を写真を使って紹介
クリスマスマーケットで購入できるものの紹介(料理、お酒、お土産など)
リガのクリスマスマーケット概要
リガで初めてクリスマスツリーが飾られたのは1510年まで遡ります。一説には、リガがクリスマスツリー発祥の地とされており、クリスマスマーケットはリガ市民にとって冬の大人気行事となっています。
毎年11月下旬から1月上旬まで開催されるクリスマスマーケットでは、ラトビア伝統のミトンなどのかわいい雑貨や、美味しい料理とホットワインが並びます。
開催場所は、旧市街のちょうど真ん中に位置している「ドーム広場」。バルト三国最大の大聖堂である、リガ大聖堂の正面にある広場になります。
このドーム広場以外にも、旧市街にあるリーヴ広場、旧市街から徒歩10分の位置にあるエスプラナーデ公園でもクリスマスマーケットが開催されますが、ドーム広場で行われるものが規模も大きく人気となっています。
ラトビアの冬はとても冷えるので、訪れる際は帽子やジャケット、手袋などの防寒対策をして訪れてくださいね。
開催場所:ドーム広場 Dome Square → googlemapで確認
開催期間:2019年11月30日〜2020年1月8日
開催時間:10:00〜20:00
HP:https://www.latvia.travel/en/event/christmas-markets-riga
翌年の開催時期はHPにて要確認
お店の支払いは現金?カード払い?
ラトビアは基本的にキャッシュレスが浸透しているため、クリスマスマーケットでもクレジットカードを利用できるお店もあります。
しかし、一部のお店では現金のみの取り扱いをしているところもあるので、ある程度の現金は用意しておいた方が無難です。
実際に歩いてみて、カードが使える場所と現金のみの場所の比率は、だいたい半々(50:50)くらいの印象でした(あくまで個人の印象です)。
飲食をしたい方やお土産を購入したい方は、事前に現金を用意しておくか、旧市街内にあるATMでのキャッシングもおすすめです。
充実した海外旅行保険や、キャッシングサービスが使える年会費無料のクレジットカードを下記の記事で紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
リガのクリスマスマーケットを巡る
美しいイルミネーションの中を歩く
リガのクリスマスマーケットでも特に目を引く美しいものが、広場中央にそびえ立つクリスマスツリー。美しい装飾とイルミネーションが、夜のリガ旧市街を飾り付けます。
1510年からなので、今から500年以上も前からクリスマスツリーが飾り続けられているということを考えると、なかなか感慨深いものがあります。
所狭しとフードスタンドや雑貨屋、お土産屋などが軒を連ねており、歩いているだけでも楽しい気分になってきます。
クリスマスツリーの後ろには、バルト三国最大の教会である「リガ大聖堂」がそびて立っています。石造りのリガ大聖堂がクリスマスマーケットをより雰囲気のあるものにしています。
クリスマスツリー前にメリーゴーランドも設置されています。手動で回すアナログタイプのメリーゴーランドでした。
ラトビアを代表するお菓子メーカー「ライマ Laima」の販売店も出張していました。ライマのチョコレートはとても美味しく種類も豊富なので、お土産にもとてもおすすめですよ!
ラトビア郵便局もクリスマスマーケットに出張していました。ここからサンタさんに向けて、手紙を出すことができるみたいです。
フードスタンド
お酒や食べ物のお店が多く並んでおり、常に多くの人で賑わっています。特にスパイスの入ったホットワインを提供しているお店が多く並んでいます。
こちらの民族衣装を着た店員さんが提供しているのもホットワイン。寒い外を歩くことになるので、暖かいホットワインが体を温めてくれます。
こちらのお店では、ラトビアの伝統的薬草酒のブラックバルザムを販売していました。ブラックバルザムもアルコール度数の高いお酒なので、寒い外を歩くときに飲むにはおすすめのお酒です。
美味しそうなスープも販売しています。焚き火で調理しているのが、より一層雰囲気を醸し出しています。
こちらのお店では、ソーセージの煮物などの食べ物を販売していました。詳しい料理名などは分からなかったのですが、周囲が湯気と良い匂いで充満していました。
ラトビアはソーセージも有名なので、ホットドッグなどの手軽な食べ物が多く販売されていました。ホットワインとホットドッグを食べながら、クリスマスマーケットを練り歩くのもいいですね。
かわいい雑貨・お土産
フードスタンドと同じく、クリスマスマーケットは多くの雑貨屋・お土産屋で溢れかえっています。
こちらはラトビアの伝統文様のキーホルダー。それぞれの文様に意味が込められていることが特徴です。
お洒落な木製コースターも安価で販売されています。数百円で購入できるので、お土産としてとてもおすすめできます。
その他にもクリスマスツリーの形をした木製の置物や、ツリーに掛ける飾りなど、かわいらしい雑貨がたくさん販売されています。
ほとんどのものが数百円(2ユーロ〜)から販売されています。
ラトビアのお土産として有名な、ミトンなどのニット製品も販売されています。世界最古のミトンが発見されたのは、ここラトビアというのも驚きです。
ラトビアは琥珀の有名な原産地としても有名です。世界の85%の琥珀が、バルト海沿岸から産出されています。
クリスマスマーケットでは、ミトンなどの定番のお土産から、普段はあまり見ないクリスマスグッズまで販売しています。ぜひ、たくさんの雑貨からお気に入りのものを見つけてみてください。
クリスマスムードの旧市街を散策
クリスマスの飾り付けがされているのは、ドーム広場のクリスマスマーケットだけではありません。
クリスマスシーズンが近づくと、旧市街全体が飾り付けされ始めます。
夜にはリガ市庁舎も特別にライトアップされます。緑と黄色の灯りが、リガ市庁舎の建物をより幻想的にしています。
リガ市庁舎の正面にあるブラックヘッドハウス。こちらも美しい灯りに照らされていました。ブラックヘッドハウス前には、大きなクリスマスツリーも飾られています。
クリスマスシーズンには特別な飾り付けやライトアップがされる、夜のリガ旧市街。ぜひ、日中とはまた違う美しい雰囲気の旧市街を散策してみてください。
おわりに
今回は、ラトビアの首都リガのクリスマスマーケットについてご紹介しました。
ぜひホットワインを片手に、石造りの旧市街とイルミネーションのコントラストが美しいクリスマスマーケットを散策してみてください!