トラムに乗りながらフィーカ!ストックホルムで評判のカフェトラムを徹底解説
スウェーデンの首都ストックホルムは周囲を海と湖に囲まれており、別名「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれる世界有数の美しい街です。
そんなストックホルムの一部の区間を運行しており、ストックホルムの観光名物となっているのが「Café Tram カフェトラム」です。
「カフェトラム」とはその名前の通り、路面電車(トラム)の内部がカフェになっており、レトロなトラムに揺られながら、フィーカ(コーヒーブレイク)を楽しむことができます。
今回は、実際にこの「Café Tram カフェトラム」に乗車してフィーカを楽しんでみたので、内部の様子やカフェメニュー、価格、トラム乗り場、時刻表などを徹底解説していきます。
ストックホルムの観光名物「Café Tram カフェトラム」の概要
ストックホルムの観光名物「Café Tram カフェトラム」とは?
「Café Tram カフェトラム」とはその名前の通り、路面電車(トラム)の車内がカフェになっており、コーヒーや軽食を楽しみながら移動できる観光トラムです。
ストックホルム市内を運行している他のトラムとは異なり、1900年代に作られた車両を使用しているため、レトロな雰囲気を感じながらフィーカを楽しむことができます。
カフェトラムの目印は、天井に乗っているコーヒーカップ。
車両自体の見た目もとってもレトロな雰囲気があるので、街中で見かけてもすぐにカフェトラムだと分かります。
「Café Tram カフェトラム」の停留所は?
カフェトラムは市内全域を運行しているわけではなく、一部のエリアのみに限られています。
運行エリアとしては、ストックホルム中央駅から徒歩約10分の場所にある停留所「Norrmalmstorg ノルマルム広場」から、ユールゴーデン島の「Waldemarsudde ワルデマシューデ」までの区間のみを運行しています。
下記にカフェトラムの停留所を一覧でまとめておきます。
[jin_icon_check_circle color=”#e9546b” size=”18px”]「Café Tram カフェトラム」の停留所一覧
- Norrmalmstorg
- Nybroplan
- Styrmansgatan
- Djurgårdsbron
- Nordiska Museet/Vasamuseet
- Liljevalchs/Gröna Lund
- Skansen
- Djurgårdsskolan
- Bellmansro
- Waldemarsudde
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停留所名をカフェトラムは上記停留所を往復運行しているので、時間がある方はそのままトラムで運行区間を一周して、ストックホルム風景を楽しむのもおすすめです。
もちろんユールゴーデン島で途中下車して、スカンセンやヴァーサ号博物館などの観光スポットを巡るのもおすすめですよ☺️
「Café Tram カフェトラム」の時刻表と運行期間は?
カフェトラムの時刻表は季節によっても異なるのですが、概ね11:00〜18:00の運行になっています。
また、運行する期間や曜日についても、季節によっては異なることがあるので注意が必要です。
公式HPには「カフェトラム」の運行期間や運行曜日、時刻などの記載がされているので、訪れる前には一度ご確認された方がいいと思います。
【乗車レビュー】「Café Tram カフェトラム」に実際に乗ってみた
停留所「Norrmalmstorg ノルマルム広場」にてカフェトラムに乗車
ここからは実際に「カフェトラム」に乗車した時の様子をお伝えしていきます。
カフェトラムは通常のトラムと同様、どこの停留所からも乗車できますが、せっかくなので今回は始発停留所の「Norrmalmstorg ノルマルム広場」から乗車しました。
「ノルマルム広場」は、ストックホルム中央駅から徒歩約10分くらいの場所にあるので、中心街から十分徒歩で行くことができる範囲にあります。
停留所は広場に面した場所に位置しており、 写真にある赤褐色の建物「ノビスホテル」の正面あたりにあります。
少し分かりにくいかもしれないのですが、近くまで行くと停留所の標識が立っているので、すぐに見つけられると思います。
雰囲気のあるレトロな内装を満喫
カフェトラムの大きな特徴は、そのレトロな車両です。
1900年代のトラムを現在でも使用しているので、まるでタイムスリップしたかの様な雰囲気を感じることができます。
この様な雰囲気の中で、心地よい揺れを感じながらコーヒーと軽食を楽しめることもあってか、カフェトラムは大人気。
平日に乗車したにも関わらず、ほぼ満席状態でした。
車内はとても賑わいがあり、皆それぞれ友人や恋人とおしゃべりをしながら、フィーカ(コーヒーブレイク)を楽しんでいました。
「Café Tram カフェトラム」の乗車料金とカフェメニュー
カフェトラムの乗車料金は、注文したコーヒーや軽食などの料金と同時に支払います。
ひとつ注意点としては、ストックホルム市内の公共交通機関共通チケットの「SLアクセスカード」はカフェトラムでは使用できないので注意してください。
コーヒーや紅茶、サンドイッチなど豊富にメニューは揃っています。
また、クレジットカード払いに対応しているので、個人的にはとてもありがたかったです。
下記に乗車料金とメニューを一覧でまとめておくので、参考にしてみてください。
- 乗車料金:35SEK(大人) 20SEK(子供7〜19歳)
- コーヒー・紅茶・ココア:25SEK
- 水・ジュース等:20SEK〜
- お菓子各種(シナモンロールなど):30SEK
- サンドイッチ:40SEK
- アイスクリーム各種:25SEK
※料金は乗車当時のものを記載(2019年10月)
優雅にカフェを満喫していたところ、まさかの事態に…
優雅にトラムに揺られながらカフェを楽しんでいたのですが、ここでまさかの事態が発生します。
さっきまでスムーズに走っていたトラムが突然の急停車。
コーヒーカップが突然テーブルから飛んで行き、床やシートにコーヒーが散乱しました。
突然の急停車に、トラムに乗っていたスタッフの方も驚いています。
僕はトラムの進行方向に向かって座っていたので大丈夫だったのですが、熱いコーヒーをもろに被っている人もいたので、車内は騒然としていました。
後から聞いたスタッフの方の説明では、どうやら接触事故があったらしく突然の急停車になったとのこと。スタッフの方も初めての経験だと言っていました。
おそらくこのような事故はかなりめずらしく、実際に出会う可能性は非常に低いと思うので、ある意味貴重な体験でした。
しかしカフェトラムとはいえ、くつろいでいる最中にコーヒーカップが飛んでいったのには流石に驚きました笑。
おわりに
今回は、ストックホルムの観光名物である「Café Tram カフェトラム」についてご紹介しました。
僕の場合は不運もあって事故に遭遇してしまいましたが、基本的に安全な乗り物なので、そこまで心配されることはないと思います。
ストックホルムに訪れた際は、ぜひここでしか体験できないカフェトラムに乗って、優雅なフィーカを楽しんでみてください!