【タリンクシリヤライン】フェリーでストックホルム〜リガをクルーズ【乗り場・時刻表・船内紹介など】
スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビアなどバルト海沿岸国間のフェリー運行を行っている「タリンクシリヤライン」。
タリンクシリヤラインのフェリーは夜間に出港し、翌日の午前中に目的地に到着するので、時間も効率的に使えるおすすめの移動手段となっています。
今回は、スウェーデンの首都ストックホルム〜ラトビアの首都リガの区間を運行するフェリー「Isabelle号」に実際に乗船してみました。
運行スケジュール、予約方法、フェリーターミナルの場所、船内の様子などについて徹底レポートしているので、ぜひ参考にしてみてください!
【タリンクシリヤライン】ストックホルム〜リガ間のフェリー概要
バルト海沿岸国の主要都市を繋いでいるフェリー運行会社タリンクシリヤライン。
ストックホルム〜リガ間のフェリー運行も行っており、豪華客船で約17時間のバルト海クルーズを楽しむことができます。
ストックホルム〜リガ間は、「Isabelle号」という全長170.9m、乗客定員2480人の規模の大型フェリーが就航しており、船内にはレストラン、バー、免税店などの施設が備わっています。
運行スケジュールとしては、①ストックホルム(17:00発) → リガ(翌11:00着)、②リガ(17:30発) → ストックホルム(翌10:30着)となっています。
乗船にはインターネットにて事前予約が必要
タリンクシリヤラインのフェリーに乗船するためには、あらかじめフェリーチケットを予約しておく必要があります。
タリンクシリヤラインのフェリーチケットは、タリンクシリヤラインのHPにて予約することができます。
HPは日本語にも対応しているので、安心して予約することができます。
詳しい予約方法を下記の記事で画像付き解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
【タリンクシリヤライン乗船レポ】実際にストックホルム〜リガ間のフェリーに乗船してみた
ストックホルム・バッタハムン港から出港
今回は、ストックホルムからリガに向かうフェリーに乗船しました。
リガに向かうフェリーは、ストックホルム中心街から約6kmの場所に位置するバッタハムン港から出港します。
ターミナルに入ると、セルフチェックインができる機械が設置されています。予約時に通知される予約番号を入力して、セルフチェックインをしましょう。
チェックインが完了すると、上記のようなカードが機械から発行されます。こちらのカードはフェリーへのゲートを通るときに使用するだけでなく、客室のルームキーにもなっているので、無くさないように注意してください。
カードには、フェリー内で使用できる無料Wi-Fiのパスワードも記載されています。
出港時間の1時間45分前から、フェリーへの搭乗が可能になります。搭乗時はかなり混雑するので、少し時間に余裕を持ってターミナルに向かう方がいいでしょう。
名称:Värtahamnen
住所:Unnamed Road, 115 56, Stockholm
Isabelle号の船内紹介
ここから実際に乗船した「Isabelle号」の船内をご紹介していきます。
1. 客室
まず初めに、今回宿泊した1人用Bクラスのキャビンをご紹介していきます。
部屋はソファーと、折りたたみ式ベッド、シャワー、トイレという簡素な造りとなっています。ベッドにはあらかじめリネンや枕などがセットされています。
トイレや洗面台もきれいに清掃されており、宿泊するだけなら十分な設備が備わっています。
今回は下から2番目のランクのBクラスにしましたが、部屋から海が見えるスイートルームなど豪華な部屋も用意されています。
2. レストラン・カフェ
船内には数多くのレストランやカフェが営業しています。
バイキング形式のレストランや、スペイン料理のタパス(アペタイザー)が食べられるレストランなど種類も豊富なため、自分のお腹と相談してレストランを決めることができます。
海を見ながら軽食が食べられるシーサイドカフェもあるので、ワインやビールを飲みながら、バルト海の景色を楽しむこともできます。
3. エンターテインメント
船内には、様々なエンターテインメントが用意されており、乗客が長時間のクルーズを退屈しないように工夫がなされています。
最上階には「スカイバー」というギター演奏を聴きながら、お酒と景色を楽しむことができるバーが併設されています。
その他にも、子供から大人まで楽しめるゲームセンターも設置されています。
フードコートエリアでは、子供向けの化学実験ショーが行われていました。
まるで「でんじろう先生」の実験番組を見ているかのような気分になりました笑
サウナ・ジャグジーまで設置されており、夜の23時まで利用することができます。
フェリーで食事とお酒を楽しんだ後、サウナでゆっくりとくつろぐのもいいかもしれませんね。
4. スーパーマーケット(免税店)
船内にはスーパーマーケットも設置されています。国境を跨ぐ国際線ということもあり、店内の商品は免税品になっています。
スウェーデンとラトビアを結ぶフェリーであることから、スウェーデンとラトビアのお土産が中心に販売されています。種類も豊富に取り揃えているので、ここでお土産を買ってしまうのもいいかもしれません。
巨大なチュッパチャップスも販売されていました。あまり街中では見ないようなお土産もあるので、店内を歩き回るだけでも楽しいです。
かなりたくさんの種類のお酒も取り揃えています。客室で飲む用のお酒を買ってもいいですし、かさばらないものであれば、お土産として購入してもいいかもしれません。
5. その他(インフォメーション・両替所など)
船内には、インフォメーションセンターもしっかりと設置されています。何か困ったことや、疑問がある場合はここで対応してもらえます。
インフォメーションセンターの隣には両替所も併設されています。
スウェーデンとラトビアは通貨が異なる(スウェーデンクローナとユーロ)ため、両替を忘れていた方はここで少額でも両替しておいていいかもしれません。
リガ・フェリーターミナルに到着
ストックホルムを出港した翌日の11:00にラトビアの首都リガに到着します。
リガのフェリーターミナルは、旧市街まで徒歩約20分程度の場所に位置しているので、そのまま徒歩で観光に出かけることもできます。
フェリーターミナルの近くにトラムの停留所もあるので、荷物の多い方はトラムを利用するといいでしょう。 → トラム停留所を確認する
トラムを利用するという方は、【切符は1つのみ】ラトビアの首都リガ市内のトラム・バスの乗り方にて、リガ市内の公共交通機関の乗り方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
名称:Riga Ferry Terminal
住所:Eksporta iela 3A, Ziemeļu rajons, Rīga
気になるフェリーの乗船料金は?
気になるフェリーの乗船料金ですが、今回「Bクラス」のキャビンを1人で利用して、往復148ユーロでした。
乗船する時期によっても料金は変動すると思いますが、ストックホルムからリガまでの移動に加えて、1泊宿泊できることを考えるとかなり割安な料金だと思います。
今後、ストックホルムやリガへの旅行を計画している方は、タリンクシリヤラインのフェリーを利用することも検討してみてください!
おわりに
今回は、ストックホルム〜リガ間を運行するタリンクシリヤラインのフェリー「Isabelle号」についてご紹介しました。
値段もリーズナブルであり、時間的にも効率的に移動できるバルト海クルーズを楽しみながら、ストックホルム〜リガの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、ストックホルムとリガのおすすめ観光スポットを下記の記事で紹介しています。こちらも参考にしてみてください。